四面楚歌 : 敵の中に孤立して、助けのないこと。周囲が敵、反対者ばかりで味方のないことのたとえ。(コトバンク、四字熟語を知る辞典から)
けーきっかの指摘により検討することになった。
敗れた楚軍は防塁に籠り、漢軍はこれを幾重にも包囲した。夜、項羽は四方の漢の陣から故郷の楚の歌が聞こえてくるのを聞いて、「漢軍は既に楚を占領したのか、外の敵に楚の人間のなんと多いことか」と驚き嘆いた。この故事から、敵や反対する者に囲まれて孤立することを四面楚歌(しめんそか)と言うようになった[2]。
[2] この言葉自体は、寝返った味方を含めた敵軍に囲まれているという複雑な状況に基づいているが、慣用句として用いる場合はそこまでの類似性は求めない。ただ「楚歌」の「楚」は敵国ではなく自国であることは留意が必要である。
どの程度状況を有耶無耶にしていいかによるということになる。
曖昧にする範囲 | 誤用か? |
---|---|
なし | 誤用、お前は楚軍じゃない |
+漢軍・楚軍の指定 | 誤用、敵に元味方が十分含まれている必要がある。 |
+元味方の指定 | 誤用、同一の敵に囲まれている必要がある。ただし自国・味方の歌を歌っている場合はこの限りではない*1。 |
+同一の敵の指定 | 誤用なり得る、敵の敵もまた敵であり、助けになり得る場合があるため。 |
+助けになり得る場合の無視 | 直ちに誤用とはならない。 |
自分の周りに敵が沢山いる状況以外の指定 | 誤用になり得ない。 |
いかがでしたか?参考になるわけ無いと思います!
*1:例えばCIV5において、自分は文化勝利目前、相手は制覇勝利目前という状態で起こり得る