ちょっとコーヒー淹れてくる

WoTやDbDなどよくやってるゲームについて書いています。

CWC ギャンビット作戦を振り返って

えー・・・

皆様いかがお過ごしでしょうか。 あれからもう3ヶ月が経とうとしています。私は相変わらずCWで精神を削っています。バカかな。 そして時々「ブログの更新まだ?」と言われてウッとなる日々を送っていました。 そんな生活とはもうおさらばだ!!!!!!!!!!!

もうきれいに纏められないのでまとまらないまま置いておくことにした。そのうえ長いので相当読みづらいと思う。恐らくあなた方が目的とされる情報は殆ど無いだろうし、こんなもの読まなくて良い。

結果から言うと順位の上ではクラン・個人ともに最高の結果になってしまった。

クラン順位、最終的にPYROと大差をつけて終了することが出来た。
個人順位、ぶっちぎりの1位であるが貰えるものは37位まで変わらない、つまり無駄である。ただ、ダン・クエールというIGNで一位取ったのはCIVプレイヤー的にはとっても面白い。

ルールの解説と総評

さて、色々評論する前に今回CWCをプレイしていない人もしくはあまり深くルールを読んでいない人向けに解説を挟んでおきたいと思う。

今回のCWCで特別に用意されたルールの内、注釈を挟まねばいけないものはは、「Tier10による7vs7のフォーマット(アジア限定、しかも戦場の霧あり)」「基本・上級・エリートの3種類に別れた領地」「ボンズに依る車両購入」「研究」「名声ポイント転送システム」の5つだろう。ルール自体はこちらを参照して欲しい。

グローバルマップ: ギャンビット作戦レギュレーション | ドキュメント | World of Tanks

Tier10による7vs7のフォーマット(アジア限定、しかも戦場の霧あり)

まず、WGは舐めたことにアジアサーバーだけTier8の10vs10でやると発表した。 これは鯵鯖はCW普段プレイしている人口が少なすぎるからこの措置をしたらしい。 冗談じゃない、何のためのCWCだ!と皆で抗議したらWGAsiaの社員、Mobiusの必死の本部への訴えかけによりなんとかTier10になった。 ただし7vs7。それでしかも戦場の霧ありときた。 偵察や自走を用意できる余地のある10vs10ならまだしも、マッププールも相まってマップを広く使うことはほぼ不可能であり、 じゃんけんみたいなクソラッシュやクソ根暗4005タク、Mausでガン篭り等々のタクに広く対応するのは限りなく無理ゲーに近かった。 今回抱えたCWCの不満が100だとしたら、そのうち80から100程度このルールが原因にあったと思う。

余談だがCWの合間にWGL昔話を聞く機会があった。7/42の、T1で50100のおケツを撃っていた時代の話である。 その頃はまだ陣地はランダム戦と同じだった。最終的には結局引き分け上等の戦いがかなりを占めたらしい。 それから攻防戦ルールに変わっていくのだからそういうことなのだろう。歴史は繰り返された。クソが。

基本・上級・エリートの3種類に別れた領地

簡単に説明すると

  1. どのクランもまず「基本領地」に上陸し、クラン名声ポイントを稼ぐ。
  2. クラン名声を稼げたら、もっとクラン名声を稼げる「上級領地」にクラン名声ポイントを消費して上陸する。ただし基本領地は放棄しなくても良い。
  3. もっとクラン名声を稼げたら、もっともっとクラン名声を稼げる「エリート領地」にもっとクラン名声ポイントを消費して上陸する。ただし基本領地と上級領地は放棄しなくても良い。

という感じである。つまり、必然的に上の領地に行くほど高レベルの戦いが起きるのであるし、チャレンジしたクランはただただクラン名声ポイントを失うだけの可能性もある。 実際CIVなどは幾度となくエリート領地に上陸しようとしてはクラン名声ポイントをドブに捨てたりしていた。 中盤まで基本領地を放棄する意味がないことを除いて、基本・上級・エリートに別れた領土は概ね成功だったと思う。 このルールは確かにSuper coolであったし、次のCWCや通常CWにも取り入れるべきだとは思う。ただし通常CWの人口の少ない鯵鯖ではうまくいかないだろうなとも思う。 また、エリート領地にのみタンクロックが生じたが、これはキツかった。この部分は味方してくれた面もあるのでかなり判断しかねているが。

ボンズに依る車両購入

今回、車両を獲得するためには、個人順位で1400位以内に入って車両購入権を得た上で、比較的新しいゲーム内通貨であるボンズを4000ボンズ支払う必要がある。 このボンズの獲得方法は3つあり、一つはランク戦(これは期間限定で現在行われていない)、一つはランダム戦(これは非常に微々たるもの)、一つは今回のCWCの報酬である。 そして今回のCWC最終的に貰えるボンズ量は個人順位依存の基礎ボンズにクラン順位依存の倍率係数をかけ合わせたものになる(例えばどちらとも1位だと、個人順位から基礎ボンズ1000、クラン係数から7倍で7000ボンズ手に入れることができる)。 つまり車両をポンと手に入れるには、クラン順位をある程度上を狙いつつ、個人順位もそれなりのところまで上げていかなければならない。 もしくはクラン順位を最初から諦めるのであれば、始まる前からコツコツランダム戦でためて、とりあえず1400位に滑り込む必要がある。 後者の選択肢は1戦あたり貰える期待値が著しく低いので、CWCを戦い抜くよりもさらに長く苦しい戦いになるのだが、腕を伴わないのであれば非常に現実的かつかなり正しい選択肢の一つだと思う。

研究

簡単に説明するとクラン名声ポイントを研究ポイントに変換して、研究ポイントを消費して個人やクランの名声ポイントの入り方にbuffをかけられるルールである。 そしてクラン名声ポイントを研究ポイントに変換するときは全クラン名声ポイントを変換しなければならず、しかも必ずグローバルマップを離脱しなければならない。

これだけ見ると相当辛い上に割に合わないと思われるかもしれないが、正しく頭を使って研究した場合はほぼインフレのレベルで見返りを得られた。というか上位に入るにはほぼ正しい研究は必須だった。 例えばCROWNは最終盤には1戦やったら5000fp入った。これはそこそこ研究を進めた中堅クランが10戦20戦やってなんとか貯められるポイント数である。 また、研究ポイント変換後にクラン名声ポイントがゼロになっても後述する名声ポイント転送システムのおかげである程度実力のあるクランなら巻き返しはそこまで辛いものではなかった。 ただし基本領地からまた再上陸して稼ぎ直す努力だけはどうしようもないが。

ちなみにエリート領地のタンクロックを短くしたり、上級やエリート領地に一日あたりに無償で上陸できる権利を買ったりすることも出来た。 特に後者はCIV5に例えると大科学者を使うか埋めるかみたいなもので、元取れるまでに時間がかかりすぎるし、 そもそも上陸に成功したら師団を投げるだけでいい(クラン名声ポイントを消耗する必要がない)ので相当割に合わないものだと思った。 研究した所はしてたけど。

まあこの部分はストラテジーが好きなプレイヤーをくすぐるようなルールだったが、 かなりの数の有名無名のクランができの悪いAIのような合理性のかけらもない無秩序な研究をしたり、 そもそも研究してなかったりしたのを見ると、このゲームのプレイヤーには向かないルールだったのではないかと思う。

名声ポイント転送システム

通常おしゃぶりルール、あるいはズヨヨヨヨ~!ジュジュボジュ(以下略)ルール。 今CWCでCROWNが最も苦しめられたルールである。これはまあルールをそのまま引用したほうが良いだろう。

7.5.3. 戦闘終了後、各クランに異なる量のクラン名声ポイントが付与された際、勝利したクランに対しより少ない量のクラン名声ポイント (勝利しなかった上陸オークション入札額を含む) 付与された場合は、クラン名声ポイントの差 (勝利しなかった上陸オークション入札額を含む) の 5% が、敗北したクランから勝利したクランに転送されます。例: 戦闘に参加した 2 つのクランについて、戦闘終了時において、勝利したクランが 1,000 クラン名声ポイントを、敗北したクランが 101,000 名声ポイントをそれぞれ有していたとします。この場合、クラン名声ポイントの差は 100,000 であり、その 5% は 5,000 です。従って、敗北したクランから 5,000 ポイントが剥奪され、勝利したクランに転送されます。

要するにCROWNメタルールである(違う)。 このルールのおかげで例えば中堅クラン程度ならCROWNに勝つだけでエリート領地を占領するのに匹敵、いやそれ以上のクラン名声ポイントを手に入れることが出来た。 つまりCROWNは動くエリート領地だったのだ・・・! 一方CROWNはどこのクランに負けてもごっそりクラン名声ポイント持っていかれるので、指揮官のストレスは素晴らしく大きいものだった。 ぶっ○すぞ、覚えてろWG。

まあこれのおかげで研究のあとにある程度まですぐ名声ポイントを回復することは非常に容易だった。 特に後述する大阪オフに合わせて研究撤退したときは少人数で回した2日間だけで想像の10倍以上名声ポイントを稼ぎ直すことが出来た。

ルールを総評して

まあ全体的にバランスがうまく取れてれば良いルールだったと思う。なおバランスは最悪だった模様。

順位の話

クランの順位だが、実は始まる前、CROWNは一位を狙うつもりは微塵もなかった。 主に907持ってない人たちに獲得してもらうという目標はあったので、クラン係数はある程度欲しいよねという話にはなっていた。 ただ、今は他のクランが相当成長しているし、中盤最も忙しいであろう時期に大阪イベが開催されて、そこで人がごっそりへるだろうという予測もあり、ある程度のクラン係数は揃えるけどそれ以降のクラン順位は二の次三の次、というスタンスでイベントが始まった。 実際第一シーズン終了時にはゴールドチームであるTeam Efficiency(以下TEと略す)を擁するPYROとかシルバーチームTyphoonを擁するATLUSがめっちゃ伸びてるし、こちらも上手いこと勝ち抜けないし、 今回は無理そうだなァ気楽にやりましょアハハみたいな感じだった。

ところがどっこい。

第二シーズン初日終了時のクラン順位

これは第二シーズン初日終了時のクラン順位の画像だが・・・なんてことをしてくれたんだ!!! 脳内筋肉率120%の単純なCROWNはこんなんでモチベが上がってしまうのだ。 冗談じゃない、俺はPUBGに帰らせてもらう!

そしてそれから終盤までずっとPYROと大戦争をしてなんとか勝った感じである。特に早い時間の上級・エリート領地で殴り合い、その末に勝った。 早い時間帯の戦闘というのはANZ鯖で行われるし、当然だが相手に出てくるのはオージークランがほとんどなので、Ping的にはめちゃくちゃ厳しいものがあった。 特にpingが20msのTE軍団は卑怯だった。何をどうしたって撃ち合いで勝てない。TEのSaffeの配信のアーカイブから自分を見ると、やったつもりの車体操作とは根本的に違うように見えた。 そんな車体出してるつもり無いのにかなりでていたり。 こんなものどうやって勝てばいいんだと言いつつ領土を取らせないために半ば引き分け上等で対応した。それでも崩されるときは崩されるのだが。 遅い時間帯に入ったら一転攻勢、こちらのほうが量的にも(オーストラリア住みのTE部隊は寝るので)質的にもそしてなによりping的にも有利になった。但しそれでも負けるときは負けるのだ。

ところで賢明な読者諸兄はお気付きの通り、CROWNが無理して早い時間帯に出張らなければ PYROはある程度実力がある競合クランがいないことをいいことに上級もエリートも無限にしゃぶり、簡単に一位を取れたはずである。 PYROにとってはいい迷惑である。まあ早い時間帯はヌルゲーであることは毎度のことなのだが、今回のルールは輪にかけてマズかった。 フォーラム戦士力が高いオージークランにかなり有利な調整されるの、いい加減そろそろやめたほうがいいだろう。

終盤のある日、TE軍団は急に負け込んだ日があり、そのためか完全に萎えて出てこなくなり、 一方CROWNもポイントの喪失を抑えるため戦線を整理しつつPYROの邪魔をする方針に切り替え、 両クランともほぼ領地がない状態で最終日を終えた。

あとSaffeは格の違いを見せてくれた。

Dakiの配信を見てたら何故かコメント欄に流れていたSaffeの曲芸Gif

oh Saffe...

1,2位争いはこんな感じだったが、3~7位はこれの数倍熱い戦いだった。 最終的な順位は最初に貼った画像の通りだが、 序盤から中盤まで連鎖的に内部不具合を起こしていたATLUSが最終盤になってようやく自力の強さを見せつけて勝った構図になっただろう。 正直なところ序盤からもう少し積極的に戦闘を行っていればPYROには及ばぬものの、もう少し楽に3位になれたのではとは思うが。

DUCEは単純な戦闘力は劣るがMurtmaとかいう内政ボーナスと、それを最大限に利用した大将軍とつjpの大戦果だろう。 特に研究による個人名声の倍率はえげつなく、個人順位でエリート・上級をガンガン回していたCROWNに追従している。 だが第一軍同士の直接対決になると全体的に安定性に欠くDUCEは辛いものがあっただろう。最終的なクランランキングは4位に甘んじた。

ちなみにDUCEは始まる前以下のような交渉を飛ばしてきた。

DUCE交渉文

DUCEの不運は第二シーズンまでのマップはアジア鯖にとって些か小さかったことだろう。 結局基本領地の殆どはCROWNに抑えられ、第三シーズンのそもそものマップ拡大に繋がったのである。

第二シーズン終盤、CROWN癌の転移の様子

ちなみにこれはかなり重要な事だがCROWNは日本クランではない。

VAEはベテランクランらしく、正しいグローバルマップ戦略と方針を行っていた感じがあるが、第一シーズン最終日のどう考えてももとが取れないエリート領地にチップを投げるなど、ツメの甘さを感じた。 戦闘はいつものベトナムクラン、軽い編成でシュッと取ってスパッと決めて来る戦いが多かった。

PVPはCaenやjpxerxes_24が率いる第一軍の主にタクが強力だった。特に鉱山が顕著だっただろう。丘上にTVP4枚流してくるタクはこのクランが原典である。 この鉱山は相当長い間崩されなかったらしく、4005を以ってCROWNが征したのが初めての敗北だったということだ。個チャで褒められた。 ちなみのその後は別のタクで比較的安定して崩せるようになった。ありがとうおぺさん・・・。

BRRRは序盤から強かったことは強かったのだが、規模が小さかった。しかし中盤からいきなりTHIEFが合流したことで質・量ともに第一線を戦えるクランになった。 合流がもう少し早ければもっといい位置につけてたろうに。ちなみにTHIEF自体はPUBGと言うクラン名に改めたらしい。

LIFEは結局レインボーアサシンがアホだった。結局ほとんど研究してなかったため、最終的な名声ポイント出力が他のクランに遠く及ばなかったようだ。 ちゃんと研究していたら早い時間帯の上級領土にほとんど競合クランがなかったことを鑑みるとPVPとVAEの間くらいに入ってたと思う。 それどころかCROWN、PYROが研究撤退したあたりで、この両クランが思いっきりLIFEをしゃぶったことによってめちゃくちゃ損をしている。 結局レインボーアサシンがアホだった。

ちなみに前述した第三シーズン中盤の土日にもろかぶりした大阪オフの期間であるが、これは逆に好機ということで研究撤退をして、 残留組で大阪組が帰ってきたら上級やエリートい大攻勢をかけられる程度の名声ポイントを集められるだけ集めようという事になった。 ところが、しゃぶられる心配がないから肩の力が抜けてたり思い切ったタクを試したり出来た上に、逆におしゃぶりシステムで吸い返してしまって結局かなりポイントを稼いでしまうという事態になった。 まあそれはそうとして人が血反吐を吐いて戦闘してる中鬼のような飯テロしてきた大阪組及び特にパソコンを当てたtakapeマジ許さん。

さて、個人的な順位についてだが、これも二位と大差をつけて一位になってしまった。 唯一アジア鯖で名声ポイント100万超えたのでWGから何かご褒美がほしいところ(ないものねだり)。 まあ理由はかなり単純で多分ASIA鯖内単独アカウントでの最多戦闘数だと思う(ちゃんと調べてないからわからないが、そして調べ方もわからない)。 学生という比較的暇なゴミ分の更に暇な時期にCWCが重なってしまったのが運の尽きであった。 一日平均して20戦やっていたというのだからバカだこいつ。 当然飯を食う時間も限られてくるしそうすると何が起こるかというと松屋RTAが始まる。 CWC通しての平均は7分、最速は5分だった。松屋までの往復2~3分、出てくるまで1分なので毎日2分程度で夕飯を食たことになる。 どんな生活だ。

クラン的な個人順位についてだが4000ボンズ以上獲得が84人、4000ボンズ以下だが1400位以上だったのが4人(ただしこの4人も3500ボンズは獲得できているので取ろうと思えばかなり楽に取れるだろう)、合計88人が車両獲得の権利が与えられた。

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CROWNメンバーの個人順位

今回のルールでは車両獲得に4000ボンズ必要であった以上、CROWNとしては4000ボンズ以上獲得者数を重視していたので、この点においては当所の目論見通り大成功と言えるだろう。 ちなみにCWC始まる前にとった調査では、64人が車両が欲しいと回答した。 なんか増えてるのは途中からの合流もあるが、車両欲しいわけじゃないけどまあ協力だけはするよみたいなスタンスの人も尽く取れてしまったという事情がある。

獲得者数やクラン順位、その他の数字を見て楽しみたいならば以下の記事を参照するといいだろう。

wototu.blogspot.jp

この記事は日本クランのみしか評価されていないという点で非常に残念であるがまあそれでも一見の価値はあるだろう。

ちなみに自分は別に車両が欲しいわけでも無理してボンズ拡張が欲しいわけでも報酬ゴールドが欲しいわけでもなかったので、期間中はずっとなんで自分はCWCやってるんだろうなぁと思いながら戦闘していた。まあ結局オフ会(お疲れ様会兼忘年会)でパカニキからかりんとう饅頭という褒美を授ったので全てはこのためにあったということにしている。ちなみにかりんとう饅頭はめちゃくちゃ美味しいので興味があろうがなかろうが買って食べてみると良い。絶対に後悔しない。感動するぞ。

車両総評

まず907は必須だった。 というかなんかもう、907を取るために907が必要なキャンペーンだった、という結論になるだろう。 MT編成で殴り合いをするマップでは907が多いほうが勝つし、特にBatを火力のために入れると全くと言っていいほど刺さらなかった。 マリノフカの丘上の殴り合いだって敵に数枚HTが混じっていようが関係なく安定して撃ち勝ててしまうし、 ばいすとーんやかんさんすーがbatで907に5発撃って0貫通ということがふつうに起こってしまった。 もうめちゃくちゃだよ。

まああとの車両は現在のメタ通りという感じだったと思う。

MTは前述の907に加えて偵察や火力にBat、瞬間火力にTVPなどが採用された。 Batは前述のとおり907に対しての火力はほとんど期待できなかったがまあそれ以外にはそれなりに火力を発揮できた。 また、偵察にはLTの方が適すという意見もあるが、7vs7では最終的に火力も発揮しなければならず、そうするとBatに軍配が行くのだ。 TVPは瞬間火力を活かして枚数使って鬼のように通行料を取ったり、ぺぺっと弾倉を吐いてぱぱっと逃げてちゃちゃっと装填終えてまた弾を吐きに来たりできると言うのはかなり強かった。 但し敵にIS-7とかMausとかそして何よりも907がいると相当苦労するので、サーバー全体としても採用は限定的だったと思う。 ところで一回砂の川でPYROと戦ったとき、TE部隊が出て来そうだが勝ち方がわからんということで半ば諦めの境地でオールTVPで出たら敵が見えるたびに瞬溶けして勝ってしまってめちゃくちゃ面白かった。 なおTEはでてこなかった模様。

HTは主力に中華HT、Maus、耐え担当のIS-7、鬼強ハルダウン火力担当のスパコン、中遠距離番長のType5HTという感じだろうか。 IS-7は硬いとは言えあまりにもDPMが低く、装甲が必要な場所以外での集中運用はかなり弱かったと思う。 スパコンはハルダウンがめちゃくちゃ強い上にインチキ精度でインチキDPMを発揮するのでマジでインチキだった。 ただしある程度脆かったり足が遅かったりするので結局一枚か二枚混ぜるだけの場合が多かった。 オートローダーは特に7vs7だと全弾抜かなければ全く無意味なものでしかなく、全員がユニカムでもないチームではかなり期待値は低いので自分は全く採用しなかった。 街マップではType5やMausが混在していたが、結局どちらが強いとかそういうことはなく、戦い方でその車両間の有利不利はぜんぜん変わった。 そしてその勝てる戦い方をするには結局、実効DPM的にMausよりType5が有利になる距離、Type5よりMausが有利になる距離その両方を知る必要があるが、これはいずれどこか別の記事に纏めたいと思っている。

LTはマリノフカやプロホロなど、視界や隠蔽がものを言うマップで採用されることがあった。 この用途に最も向くのはT-100 LTであるのでこの車両が採用される機会が多かった。 ただしT-100 LTは例えば最終盤殴り合いにしてしまう筋肉的解決方の元ではあまりに火力がなさすぎるのでその面で多少マシなAMX 13 105を好む指揮官もいた(私だ)。 ちなみにシェリダンやRhmPzは論外である。

TDは正面から殴るE3、支援戦車なE4、平原マップでMTを殺すStrv、タク的にぶっ刺す4005くらいだろうか。 4005だが、7vs7において一枚枚数が減ることの意味は非常に重い。Buffで随分使いやすくなったし、特に戦場の霧で何が出てくるかわからない状況ではぶっ刺さって面白かった。 但しぐれんとかいうヤベー奴を除いて真似してくる所はなかった。なんでだろうなぁ。 あとは余談枠だが263。何回か口径的にStrvを殺すためだけに採用したら結局IS-7を榴弾で焼き切るために使われるというわけの分からない事になった。

ちなみにアジアで最も自走を採用したのは自分だと思う。 この7vs7フォーマットに於いて、前線火力が一枚減ると言うのは相当苦しい戦いを強いられることを意味するが、それを解決しつつ特にムロヴァンカ、ツンドラ、鉱山では強力なタクを完成させることが出来た。 基本的にこれらのマップでは弾道の高さがかなり必要だったのでCGCしかできなかった。 プロホロやカレリアなどでも使う機会があったが、そちらはGWE100やT92の方が使い勝手が良かった。 261やbat自走は今パッチでは全然火力にならず、全くと言っていいほど役に立たない。 余談だが、集団戦の自走ほど楽しいものはない、ランダム戦と違って敵に脳みそが入っているので人の動きをするのだ! つまり人ならざるものの動きと違ってかなり読みやすい、つまり当てられる。めちゃんこたのしいぞ~。

ちなみに今CWCではタンクロックのせいで215bでE5と撃ち合うとか、62AでAMX 30Bと撃ち合うとか、色々珍事も発生したわけだがまあこれはホントの余談。

マップ別総評

これが私のマップごとの勝率です。ここから先の妄言はこの程度の信憑性であることにご注意下さい。 そしてこれは数いるCROWN指揮官を総合した感想ではなく、私個人の感想であることにも留意して下さい。

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CWC個人的マップ別勝率

ご覧の通り今回のCWCは6拠点と同じマッププールである。6拠点やり慣れている所は序盤からかなりいい感じの振る舞いを見せていた。 そうでない所はちょっと残念な動きを見せることが多かったように思う。

修道院だが、敵の位置を確定させるためのBat一枚以外はMaus x2、WZ x2、SConq x2で完全芋まで含む全てのパターンに対応できた。 基本的にうちにいる人達は自分より撃ち合いが強いので撃ち合わせとけば勝てるのだ。 1,2ラインの端っこで完全な芋されている場合でも、大抵上と下に分かれて芋っているのでどちらか片方だけ、特に下にいるやつから処理すれば勝てた(逆に防衛のときは別々に処理されないことを心がければ良い)。 15vs15では上から処理した方がいい場合が多いが、7vs7では上に一枚でもE3やスパコンなど、ハルダウンが強い奴がいるとそれだけで手痛い損害を被り、勝てなかった。

崖はよくわかんなかったです。よくわかんなすぎてT57HTとか採用してた。なんか勝ったけど。わからん。

エンスクは線路で戦えばおしまい。街にも平原にも行く必要がなかった。 というのはオペリスクさんの発見です。昔のトナメ(7/42時代!)のアーカイブをあさってタクを練ってくださって、本当に感謝しかないです。

ヒメルズはいろんな指揮官が担当しており、それぞれ別のタクをやっていたおかげで特にCROWNとの対戦回数を重ねた敵はわけの分からない動きをし始めるのが多かった。 自分は毎回キャプラッシュで負けない様にしつつ、全力で丘を取りに行くスタイルで挑んだが、大抵なんとかなった。

カレリアもよくわかんなかったです。自分は丘を結局取らなかった。 平原抑えて敵を敵陣と丘上に固定してつっつくとてきがもにょっと押し出されてどっか行くのでそれを叩けば勝ててしまった。 これが正しいのかちょっとまだ確信が持てない。 あとこのマップはマップ右上にHTやTDを7枚隠してこもるという芋防衛の方法がめっちゃ強かったことは記録すべきだと思う。 これは例えばIS-7を稜線の下に入れてハルダウンになった状態でCAPに入れると相手は榴弾で切りきれなくて出てこざるを得なくなる状況を作ることはできるが、 それでも偵察やマップを広く取るためにとMTを一枚でも入れていると崩す側はどうしても辛いものがあった。 ちなみのこれの原典はATLUSだが、何を思ったかカレリアで自走を採用するなどというCROWNの乱心により初見で崩されたそうだ。 ダン・クエール最低だな。

マリノフカは偵察を入れて敵の居場所を絞りつつ907をいかに詰め込んでぶち当てるかの勝負だったと思う。 結局Batを2枚以上入れたほうが負けてた。あちこち回すのがあまりうまくない指揮官は一枚重しにIS-7を入れるといい気がした。

鉱山は最も安定しなかった。前述の通りPVPがTVP4枚タクをやってきたあと、色々メタの変化があったが結局有力なクランは丘をMTで取らない形にどこのクランも落ち着いた。 但し北スタートに限ってはSense×で磨きに磨き上げた鉄壁の自走タクが完成したのであれについては負ける気がしない。

ツンドラは最初クソラッシュの応酬だったが結局どこのクランもMaus一枚入れるだけでクソラッシュは止まってしまうことに気づいてからは素直に展開するようになった。 全体的な勝率が悪いのはエリート領土で戦ったのと初期の頃全くタクがなかったころに負け込んだのが悪い。 最終的にはタクというよりそのマップの経験に基づく判断力の勝負になったと思う。終盤自分は完全に後出ししかしなかった。 このマップに関してだけはもう絶対負ける気がしない。但し人の話を聞かない人がいる場合を除く。

砂川は北側をとってれば大抵なんとかなる。 中央ラッシュ警戒してないクランに対しては中央からCapラッシュをぶっ刺したが、すぐに対策されてしまった。 ゴッフィーに例えるとちくりんちょで防具チェックするようなやつである。ちなみに最初の方中央ラッシュ警戒してないクランはかなりあった。 このマップやツンドラに限らず、ラッシュタクが強いのは一瞬だよ、とこのCWCの初めの方でおぺさんに教えていただいたが、まさにそのとおりであった。

ステップは適当に敵を探して当てればなんとかなった。とくにこのマップはスパコンが強すぎた。

プロホロは察してくれ。15枚、最低でも10枚必要なやり方を無理やりしようとして失敗しすぎた。ごめんよ。

マップのメタが一周した後は上陸トーナメントですら対戦する8割のクランが腕の優劣に関わりなく引き分け上等で挑んできた。 むしろ引き分け上等で挑んでこないクランと当たるともう嬉しくてたまらなかった。 よもやベトナムクランと戦ってるときが心の癒しになるなんて少し前までは想像だにできなかった。 まあルールも悪いけどさ。

それはそうと最後2日、今まで見せたことのないじゃんけんを見せたらみんなが見事に引っかかったので面白かった。 とくに修道院防衛側はその前日まで1,2ラインにずっとこもっていたのだが、最後いきなり東隠しに変えたら面白いように引っかかってくれた。

そのほか

毎回イベントが終わるたびに言っているが、自分は指揮官向いていないのでとっとと新しい指揮官が生まれて欲しい。 特に同格以上のクランと対戦するときに一番足を引っ張るのは結局自分なのだ。 そもそもに撃ち合いのセンスが無いのに、コール等々追加処理が入るとさらに絶望的になり、そういう状況になるともう目も当てられない。 この点が今回のCWCで最も累計辛さが大きかったところだろう。

やってるときはとにかく15vs15が恋しかった。 チームバトルみたいなことはチームバトルでもうお腹一杯だし、そもそも自分がやりたかったのはチーム戦じゃなくて軍団戦だったんだというのを改めて実感した。 恋しすぎて暇になるとRUやEUの配信や録画を覗きにいってた、そしてそこになぜかいるSaffe。

労いのチャットやギフトくれた人本当に有難うございます。心が救われました。

最後に、我らがアラモソ先生にこのCWCの動画を作っていただけるそうなので、皆様是非。

www.nicovideo.jp

www.youtube.com

疲れた。